【減劫御書】
【智者の行動】
仏法はどこまでも現実の中に
御書
智者とは世間の法より外に仏法を行ず、世間の治世の法を能く能く心へて候を智者とは申すなり
通解
智者は、世間の法以外において仏法を行ずることはない。
世間の治世の法を十分に心得ている人を、智者というのである
建治2年1276年ごろ、日蓮大聖人が身延で著されたとされています。
駿河国(現在の静岡県中央部)の門下である高橋六郎兵衛の死後、高橋家の縁者に送られたものと思われますが、詳細は不明
末法こそ、万人を救いゆく大法が広宣流布する時であるとの大確信を示されています。
現実の「社会」から離れて、仏法はなく。
現実の「生活」で勝つために、信心はあるのです。
法華経では「世法即仏法」と説きます。
社会の中で、世間の道理や幸福に生きるための哲学を深く心得て、現実に自他共の幸福を実現してゆく人こそ、真の智者であります。
大聖人は、殷の紂王を倒して民の嘆きを救った太公望や、善政を行った張良など、古代中国の名指導者について、「此等は仏法已前なれども教主釈尊の御使として民をたすけしなり」「(彼らは)内心では仏法の智慧を含みもっていたのである」と讃えられています。
苦しむ人々を救うために、リーダーが世間の法を駆使して実際にどう「行動」したのか、厳しく公正に見つめておられました
仕事や経済的な悩み。家族や子育ての悩み。病気や介護の悩み。将来への不安。だれしも、悩みや苦しみがあります。
熾烈な人生の戦場で、いかに勝つか。その究極の方途を説いているのが、日蓮仏法です。
ひとたび太陽が顔を出せば、大地がサーッと明るくなるように、妙法を持つ者は世法を知らなくてはならない。
自分がどうすれば勝利できるのか、ありありと見える智慧の太陽を昇らせるのが信心です。
日々の生活の一瞬一瞬が、すべて仏道修行との気概で、社会で勝ち抜いていきたい。
そう決意した時に、現実のさまざまな問題と格闘する日々にあって、私たちは「仏法の智慧」によって、前途を照らしていくことができるのです。
【智者の行動】
仏法はどこまでも現実の中に


