(ゆっくり教学)52.あなたは、すごい力を持っている❣️あなたの華を咲かせましょう。 【教学】

教学

願兼於業がんけんおごう
宿命しゅくめい使命しめいに変える

ここまで学んできた通り、私たちが、どうしようもない大きな苦難に直面しても、困難こんなんからげず、信心根本しんじんこんぽんに挑戦する生き方をつらぬいた時に、必ずその宿命しゅくめい転換てんかんすることができる。

その体験が、人間をひと回りも、ふた回りも大きくします。そして、いつしか、より大きな苦難くなんに立ち向かえるだけの「力」を、自身のなかから引き出せるようになるのです。

なぜ、そうしたことが可能になるのか。

根本は御本尊ごほんぞんの偉大な功力くりきです。そして、その力を引き出していくのが「正しい信心」です。

だから体験の花が咲くのです。

私たちは、一人だけで信心しているのではけっしてありません。

行きまった時、周りの温かいはげましによって希望が生まれ、挑戦していく勇気がわいてきます。

信仰しんこう体験は、御本尊の功力くりきや信心根本の生き方のすばらしさ、人間の持つ偉大な可能性の証明となります。

さらには、苦難に立ち向かっていく生き方自体が、多くの人々に希望と勇気をあたえ、仏法の力を証明していくことになります。

「妙法を弘める」大願だいがんに生きる時、「宿命」は、もはや自分を苦しめる「束縛そくばく」ではなく、妙法のすばらしさをしめして人を救っていくという「使命」をたすための「機会きかい」となるのです。

日蓮大聖人は、生きて鎌倉にもどれるかどうか分からない佐渡流罪さどるざいのなかにあって、ますます喜びを増しているとして、次のように仰せです。

小乗経しょうじょうきょうの菩薩が、『願兼於業がんけんおごう』といって、つくりたくないつみではあるけれども、父母などが地獄にちて苦しんでいるのを見て、かたを取るように同じごうをつくり、自ら願って地獄にちて苦しみ、そして父母たちの苦しみにかわわれることを喜びとするようなものである。日蓮も、またこの通りである」

大難の只中ただなかにあった大聖人御自身が、願って苦しみの世界に生まれたようなものである、ということです。

御自身の「使命」をたすために、願って受けている大難が、この佐渡流罪さどるざいであり、それは全民衆を救うために受けている苦しみだから、喜びであると、宣言されているのです。

「自ら願って苦難を受ける」仏法では、こうした考え方を「願兼於業がんけんおごう」といいます。

「願いがごうねる」という意味で、中国の妙楽大師みょうらくだいし(八世紀頃に)が名づけました。

これは、もともとは法華経にある考え方です。そこには「本来、偉大な福運を積んだ大菩薩が、苦しむ人々を救いたいとの『願い』によって、自らの清浄せいじょうごうむくいを捨てて、悪世に出現して妙法を弘める姿」がえがかれています。

「人々を救う」ために生きるのが菩薩です。ですから、苦しんでいる人がいれば、どこであろうと行って、宿業しゅくごうを力強く転換てんかいする自身の姿を示すことで、人々に妙法を弘めていくのです。

宿命転換しゅくめいてんかい」のドラマを、人々のためにえんじるみたいに。

何としても人々を幸福にしたい,,その心につらぬかれているゆえに、妙法ゆえの難を、あえて呼び起こし、そして、それを乗り越えることで、末法に生きる人々に、成仏と宿命転換しゅくめいてんかいの道をしめせるのです。

すばらしい菩薩ですね。尊敬そんけいします。

そして、末法に妙法を弘める立派りっぱな菩薩とは、私たちにほかならないのです。

そして、私たちが「友の幸福」のために生きる時、自身の「宿命しゅくめい」は、すでに「使命しめい」に変わっています。

妙法を弘める広宣流布こうせんるふ実践じっせんのなかに、「宿命」を「使命」と変える希望の人生は開かれます。

その希望あふれる生き方を広げる、可能性を持っているのが、現代の人々なのです。

大聖人は佐渡流罪という大難のなかでの御振舞おふるまいいを通して、宿命転換の人生のはんを、弟子たちに、そして後世こうせいしめしてくださった。「かく、生きよ」という偉大な魂の軌跡きせきです。

大聖人は、御自身の一人の人間としての戦いを通して、悪世あくせに生きる私たち凡夫ぼんぷの宿命転換の道を教えてくださったのです。

いかに進退しんたいきわまった、ごうしばられたような境遇きょうぐうにいる人であっても、その本質を見れば、願兼於業がんけんおごうの人生であることを示されているのです。

誰しも宿命はある。しかし、宿命を真っ正面から見据みすえて、その本質の意味に立ち返れば、いかなる宿命も自身の人生を深めるためのものである。

そして、宿命と戦う自分の姿が、万人の人生の鏡となっていく。

すなわち、宿命を使命に変えた場合、その宿命は、悪から善へと役割を大きく変えていくことになる。

「宿命を使命に変える」人は、誰人も「願兼於業」の人であるといえるでしょう。

だから、全てが、自分の使命であると受け止めて、前進し抜く人が、宿命転換のゴールへと向かっていくことができるのです。

【願兼於業】
宿命を使命に変える

(ゆっくり教学)53.悩みを取り除く、慈悲の心❣️友の悩みを慈悲の心で癒せる。【教学】

タイトルとURLをコピーしました