(御書をゆっくり、わかりやすく)八. こわくない❣️ 恐れない心で 歯を食いしばって。御書【兄弟抄】

御書

【兄弟抄】

【恐れない心】
歯を食いしばって、ひらいて行く。

御書
がうじやう(強盛)にはがみ(切噛)をしてたゆむ心なかれ、例せば日蓮が
平左衛門の尉がもとにて・うちふるまい・いゐしがごとく・すこしも・をづる心なかれ

通解
信心強盛に歯を食いしばって難に耐え、たゆむ心があってはならない。例えば日蓮が時の上人、
平左衛門尉(へいのさえもんのじょう)の所で、堂々と振る舞い、言い切った様に、
少しも恐れる心があってはならない。

本抄は、日蓮大聖人が池上宗仲(むねなか)・宗長(むねなが)兄弟に与えられた御手紙です。

池上兄弟は、父・廉光(やすみつ)から信心を反対されながらも、純粋な信心を貫かれていた。

ところが、極楽寺の良観(りょうかん)からの圧迫が強くなり、父は、信仰を理由に兄の宗仲を勘当(かんどう)してしまうという話です。

良観とは以前、日蓮大聖人との祈雨(きう)の勝負に敗れた真言律宗の僧で。

良観は、大聖人に敗北した事を逆恨みして、大聖人を何度も陥れようと画策しましたが。大聖人は微動だにもしませんでした。

その頃、流罪からも赦免された大聖人でしたが。

それを、うとましく思った良観は、業を煮やし、今度は、門下の切り崩しをはかるのです。

その邪悪な矛先が池上家にも向けられたのです。

当時の勘当とは、親子関係が断絶されるだけで無く。

経済的にも社会的にも抹殺されるに等しいものであったのです。

大聖人は、父から勘当を受けた兄・宗仲よりも、信心をやめれば兄に代わって家督を継ぐ立場になる、弟・宗長を支えて行きます。(この時代の出世の事)

大聖人は、弟・宗長の信心に対する動揺を案じられ、宗長に重ねて激励されて行きます。

その後、兄弟は力を合わせて信心を貫き、ついに父は念仏を捨てて大聖人に帰依いたします。

大聖人は、兄弟の不退の信心を心から喜ばれ、「未来までの・ものがたり(物語)なに事か・これにすぎ候(そうろう)べき」と仰せられます。

大聖人は、兄弟の挑戦も、今の苦労も、今の努力も、今の兄弟愛も、そして今の勝利も、すべてが消え去ることなく、「未来までの物語」 となって永劫に光り輝いていくと、励ましてくださっているのです。

どんな困難に直面しても断固、信心を貫く事が大事なのです、と。

【恐れない心】
歯を食いしばって、ひらいて行く。

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