【聖人御難事】
【月月・日日に前進】
一日一日が成長のチャンス
御書
月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし
通解
月々日々に信心を強めていきなさい。少しでもたゆむ心があれば、魔がそのすきにつけこんで襲ってくるであろう。
日蓮大聖人の門下を襲った「熱原の法難」の渦中に著された御手紙で、弘安2年1279年10月1日、58歳の時の御執筆。
だれもが胸中に持っている「獅子王の心」を取り出し、日々、恐れることなく戦うよう、門下一同を励まられている。
「日々前進」こそ、日蓮仏法の魂である。過去にとらわれ、前に進まなければ、何も変わらない。
本来を恐れて足踏みしてしまえば、成長はない。
「苟に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなれ」
通解
中国の古典に出てくるこの言葉は、殷王朝を開いた湯王の故事に由来する。
湯王は、毎日、沐浴の中に使う器に、自らを戒める思いでこの言葉を刻んだという。
この創立の心を忘れた時、殷王朝は滅亡した。
「もう、これくらいでいいだろう」
という「たゆむ心」があれば、その心の隙を突いて、魔は容赦なく襲いかかってくる。
「三障四魔」とあるように、魔は、さまざまな形で現れ、信心を妨げる。
油断は大敵である。
「この一句こそ、信心の精髄です」
昨日よりも今日、今日よりも明日。
瞬間瞬間、今が戦う時です。
今、この時が、魔との闘争だからこそ、「つよる心」を忘れたら、魔が付け込んでくるのです。
一瞬一瞬が、仏と毎日との戦いである。
「月月・日日につよる」信心を奮い起こして進む一歩一歩が、勝利への道を大きく開く。
人と比べてどうかではない。
毎日が自分自身との戦いだ。
一日一日が、成長のチャンスなのである。
今日一日の前進は、明日の勝利へと続く。
たとえ一歩でも、一ミリでも、前へ前へと進む人が勝つ。
「日々前進」「生涯前進」を胸に刻みたい。
【月月・日日に前進】
一日一日が成長のチャンス


