(法華経と共に)[5]師匠の愛情、弟子の喜び❣️信じる事とは、師匠とは、 弟子とは。法華経【第四章】1.信解品

法華経

​信じる事とは、師弟とは。
信解品しんげほん.法華経【第四章】その1

法華経と共に

信解しんげ」とは、「心から納得する」という事です。

誰もが納得出来る事が大切だと仰せです。

信解品は、二乗作仏にじょうさぶつが説かれた歓喜から開幕致かいまくいたします。(二乗作仏=声聞しょうもん縁覚えんかくの二乗でも悟る事が出来る事)

信解しんげ」とは、優しく言えば「心から納得する」という事です。

誰もが納得出来る事が大切です。

法華経はそういう信仰しんこうを説いている。

断じて盲信もうしんでは無いのです。

この信解品しんげほんを通して、「信仰とは何か」「信ずるとはどういう事か」を学んで行きましょう。

前回の法華経.第三章.譬喩品ひゆほんで、釈尊は、舎利弗が将来しょうらい、「大宝厳だいほうごん」という時代に「離垢りく」という世界で「華光如来げこうにょらい」という仏になるだろうと保証をあたえました。

これまで諸大乗経しょだいじゅうきょうでは、成仏出来ないときびしく糾弾きゅうだんされていた二乗が、将来、必ず成仏出来ると初めて説かれたのです。糾弾きゅうだん罪や責任せきにんについて追及ついきゅうし、非難すること。 

それを受けて、須菩提しゅぼだいら声聞を代表する四人が、その喜びを語ります。

解空げくう第一」と言うわれた須菩提しゅぼだい解空げくうとは、くうを理解すると言う事。空とは自分の肉体も固定不変こていふへんな実体はないというさとりです。固定不変こていふへんとは、姿形も永遠に変わらないと言う事です。しかし歳を重ねて行けば肉体も変わって行く。それはさまざまな因縁によって変わっていくもの。因縁によって生じるものは空なのだというさとりです。

論議ろんぎ第一」の迦旃延かせんねん

頭陀づだ第一」の迦葉かしょう頭陀づだとは衣食住いしょくじゅうへの執着しゅうちゃくを払い、煩悩を取りのぞくための修行のことです。

神通じんずう第一」の目犍連もくけんれん神通じんずうとは、普通では見たり、聞いたり、感じたり、出来ないことを感じ取る超人的な能力です。 この能力により、地獄で苦しむ身内の姿を知り、救うために供養をされたそうです。

目犍連は、「釈尊が舎利弗に対して、将来、阿耨多羅三藐三菩提あのくたらさんみゃくさんぼだい(仏の無上の悟り)を得るだろうと記別きべつ(成仏の保証)をさずけられた事を聞いて、味わった事の無い様な感動を発し、心も歓喜かんきし、身も踊躍ようやくしました」と。

この「未曾有みぞうの事に出会えた喜び」を語ったのが、今回の信解品しんげほんです。

彼等は「僧のかしら」、即ち釈尊の教団のリーダー、最高幹部でした。

しかし、もう年老いて枯れてしまった、と。
また、すでに自分達は悟りを得ていて、もはや頑張る事は無いと思っていた。
そして、進んで仏の得た無上の悟りを求め様としていなかった。

立場がある。
年功がある。
経験がある。
四大声聞は、そこに安住してしまっていた。

自分達は長い間、修行をして、年老いた。それなりに悟りを得た。もう、これで十分だ。師匠の釈尊の悟りは確かに素晴らしい。けれども自分達には、とうてい及びもつかない。だから、このままで良いんだ・・・と。

この様な、大幹部の無気力を打ち破ったのが、舎利弗への受記だったのです。一生涯、熱い求道心を燃やし続ける。それが、法華経の教える人生です。

「永遠向上」の心を教えているのです。「不退」の決意をうながしているのです。「進まざる」は「退転」です。仏法は、常に向上です。前へ、前へと進むのです。「永遠成長」です。

それでこそ「永遠青春」です。生命は三世永遠なのです。

法華経にいたって、二乗達は釈尊の叱咤しった激励げきれいを全身全霊で受け止めた。

そこで初めて、人々に正法の声を聞かせる「真の声聞」として蘇生したのです。若返ったのです。みずみずしい向上の人生を再び歩み始めたのです。

自分達も仏になれるのだ!

感極かんきわまった言葉が「無上宝聚むじょうほうじゅ 不求自得ふぐじとく」無上の宝聚ほうじゅは宝の集まり、法華経の教えとも言えるし、仏界とも言える。また、仏界を具えた自分自身の生命とも言えるでしょう。

誰もが、この「生命」という無上の宝を平等に持っている。

不求自得ふぐじとく一番大切な物を「求めずして、おのずから得て」いるのです。

それを自覚出来るか、いなか。

それを最も深く自覚させるのが法華経なのです。

発奮はつぷんした二乗達は、感動のままに、自ら理解した法門を譬喩ひゆたくして語ります。

それが有名な「長者窮子ちょうじゃぐうじの譬え」です。

この続きは、次回のお楽しみに。

​信じる事とは、師弟とは。
信解品しんげほん.法華経【第四章】その1

 次のページは、[6]師弟の愛は永遠に❣️ 師匠の愛情が全てを包む。法華経【第四章】2.信解品

タイトルとURLをコピーしました